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スキルス胃がん



 スキルス胃がんの初期症状を画像でチェック

胃がんになってしまった場合の5年後の生存率は、1960年台では45%でしたが1990年のデータでは75%まで改善しました。 がんは治せる時代になったとまで言われていますが、それでも予後不良の種類があります。

それはスキルス胃がんと呼ばれるもので、初期症状がほとんどなく、画像でチェックできるように胃の粘膜層の下を這うように浸潤します。 数多くのブログにも記載がありますが、非常に悪性度が高いため、外科手術で完全に取り除いたように見えてもがん細胞は体中に散らばっています。

細胞の分化度が低いので増殖するスピードが速く、2年以内に再発する可能性は60%と言われています。

この病気は治療が完了してから10年間再発がなければ寛解(Remission=再発する可能性が低くなる)とされます。

びまん浸潤型は粘膜の下、つまり胃壁を深く浸潤するため内視鏡検査でも見逃すことがあり、発見が遅れると命取りになります。 スキルス胃がんは初期症状もほぼないので、画像のように出血があって胃壁が硬くなったステージ3期でもお腹が少しピリピリ痛む程度というケースもあります。

抗がん剤も効きにくく、一時的に効果があったようにみえてもすぐに耐性を獲得してしまいます。 また別の抗がん剤を投与しても、腸や肺、脳などに転移した悪性腫瘍が増殖します。

胃に病巣があっても腰に痛みが出ることがあり、病院の診断を受けてもただの腰痛として処置されてしまうこともあります。 ステージ4期の末期になると、他の臓器にも遠隔転移してしまい、ブログで報告が数多くあるように吐血するケースもあります

QOL改善のために樹状細胞療法などの代替療法を含めて治療計画が検討され、これはがんによる死亡を近い将来受け入れるかわりに、生活の質を少しでも高めることを意味します。 樹状細胞ワクチン療法は転移して性質の変わったがん細胞にも有効であるため、悪性腫瘍の増殖スピードを鈍らせる効果が期待できます。 芸人の宮迫博之さんはこの病気に罹患し、ステージ1期の早期発見だったにも関わらず胃の3分の2を切除したと発表しました。

初期で発見できたのになぜ大部分を切除しなければならなかったのかというと、どこまで悪い細胞が散らばっているのか分からないため、安全策を取らざるを得なかったのです。 胃は再生されませんので、残りの部分や腸で栄養を吸収することになります。 大腸がんや食道がんなど他の種類は、カドヘリン (Cadherin) という細胞接着分子によって結びつきあって腫瘍を形成して大きくなります。
ところがscirrhousはカドヘリン分子を産生しないので細胞がバラバラになって無限に増殖するのです。 だからステージ2期に進行した状態で胃カメラで検査をしても、発見できないことがあるのです。 この種類のがんはピロリ菌との関連性は低いとされています。

通常、ピロリ菌保菌者は胃潰瘍や胃炎になりやすく、慢性化すると細胞のDNAの損傷が大きくなり、悪性化することが知られています。 しかしスキルスはピロリ菌を持っていようがいまいが罹患する可能性のある病気です。 腎癌や肝癌にも見られますが、特に腫瘍がある部分は写真のように黄色や緑色、白色に変化することが多いです。

他の種類では多くのケースで円形をしていますが、悪性度の高い脳腫瘍やscirrhousの場合はコロニー状の数が多く、左右非対称で輪郭がぼやけていることがほとんどです。 スキルス胃がんの化学療法ではTS-1やシスプラチン、ドセタキセルなどの抗がん剤を使用しますが、副作用が強く出るため、吐き気止めが処方されます。